YouTubeで沢山の、火災に関する動画を見ていて思ったことがある。
それは、道路幅の狭さと隣の家との間隔の狭さ。そして、この消火活動スペースの狭さは、消火のための水を火の元へ届けにくいということを意味します。
また、風が強い火には、5m、10mぐらい普通に炎が伸びてきます。消防士の安全を考えれば、火元に水を届けるのがさらに難しくなってきます。
強風時の炎の広がる怖さがよくわかる動画です。
消防士が火元に近づくのが難しければ、火元まで近づける放水車を作って、放水を任せてしまえばいいのじゃないかということで、小型屈折放水車を考えてみました。
放水ノズルは、3列とし、先端のノズルは、放水角度を5~60度まで可変式とする。
2列目は、斜め前方に配置し、ノズルは60度角ごとに配置。3列目はも60度角ごとに配置。2列目、3列目のノズルは、60度角で広角で放水とする。
京都の先斗町でこの屈折放水車を使用した場合のサイズイメージ。
◆屈折放水車の使用想定
・道幅1mの地域でも展開できる。
・運搬車に2台搭載できるサイズ。
・自走。アームを動かす、放水ノズルを動かす、リモートコントロールができる機能のみとして、ポンプ機能はポンプ車に任せる。
・最大時速8km。(約133m/分)
・アームを火元まで近づけて、3列ノズルを同時使用し、広い範囲の火災を一気に鎮圧させることを目標とする。
アームをすべて伸ばした場合は、7mほどになる。2階建ての屋根ぐらいの高さからの放水もできる。