火災が発生した場合、消防士の方はどれぐらいの温度と向き合うことになるのか?

YouTubeの火災に関する動画を見ていると、ときどき、撮影者が「離れている場所にいるのに、熱さが伝わってきます・・・」というような言葉を言っているときがあります。

では、消火でもっと近くにいる消防士の方は、いつもどれぐらいの温度と戦っているのかというのを調べてみると、木造建築で火災最盛期のときの温度になると思いますが、とんでもない温度でした。

火災発生時の温度と距離

火元となる家の火勢が強くなると1,000℃を超え、その熱で道路を挟んでいる家にさえ火をつけてしまう。熱は上に上がっていくので、同じ火元からの距離で考えると、人の身長の2mぐらいの位置は、その上空より温度が低いとはいえ、かなり距離をとらないと危険というのが、図をみるとわかります。

消火中に、風の向きが変わったりしたらと考えると怖いですね。

火事が最盛期になり、その熱と炎で周りを巻き込んでいく怖さが次の動画を見るとよくわかります。

炎が家の倍の高さまで上がっており、風向きは、画面左から右方向へ。消防の方は左側からの放水と、右側からの様子が確認できます。
動画の始まり。2階建て一般的な高さが7mぐらい。炎が一番伸びているところを見ると10mぐらいあるんでしょうか。それが風で横に流されると、さらに延焼しやすくなる。

火災動画はじめ

3分後には・・・3~4m以上は離れていると思われる建物からも大きな炎が。
火災動画3分後

これを見ていると、先日7月5日に京都の先斗町で発生した火災が、出火元とその片側隣2軒までの火災ですんだのは本当に幸いでした。もし、風の強い日ならものすごい被害がでていたということが想像できます。

初期消火でいかに最小限の被害で食い止めるかを、まずは自分の家に対して実現できるようにしていきたいですね。そして、次にもし、お隣の家が火災になったら、自分に何ができるかも考えておきたい。

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