家庭用の自動消火装置や、施設向けなどのパッケージ型消火設備を見ていると、結構なお値段。
例えば、家庭用のスプリネックス ミニCPW09は、希望小売価格で10万円。3部屋になれば3倍の30万円。(必要部品の感知器・銅管・電線などと、工事費は別途)。
パッケージ型消火設備のスーパーボックスだと、45~68万円です。
一般家庭にこのような充実した消火設備を導入しようとすると、なかなか大変なので、既存の消火器のヘッドを改良し、手動型スプリンクラーシステムへの組み込み、消火器単体としての使用ができる、こんな方法を考えてみました。
例えば、中性強化液の6型と呼ばれる消火液が6L入ったタイプでは、市場価格的に約1万5千円前後です。これらを複数本組み合わせたシステムを作ればかなり安価なスプリンクラーシステム作れそうな気がします。
手動にし、配管だけ漏れないようにすれば、消火器の圧力チェック以外はメンテナンス不要で、消火器の有効期限のみに注意すればいいものにする。また、はずして消火器単体としても使えるようにするということにすれば、消火器を他の場所を消火しないといけない場合のバックアップとしても使える。
それとこのシステムなら、天井まで炎が上がってしまい部屋に入っての消火が難しくても、この方法なら部屋に入らず離れた位置から操作ができるので、安全。
できれば、これをDIYでも組めるようにシステムにする。消火器のヘッド部分と結合ユニット部分がしっかりしていればあとは、各部屋に引っ張る配管だけ。平常時は、配管に消火液は流していないので、シンプルなシステムとしてできそうなんだけどなぁ。
維持費は、消火器の有効期限が過ぎた場合の交換だけで済むので、ランニングコストも安い。
火災報知器との連動をさせるなら、結合ユニット部分をセンサー連動で、消火液を散布できるようにする。これも手動ユニットから簡単に交換できるようになれば、最高。最初予算に余裕がない人は、手動タイプでシステムを組んで、いずれセンサー連動型にアップグレードをするという感じで。
消火器作っている「モリタ宮田工業」さんとか「初田製作所」さんとか作ってくれないかなぁ。
規格として消火器扱いじゃなくなるから、無理かなぁ。消火器のホースが長くなったものとして考えて消火器の規格として扱えるといいなぁ。